【信楽焼】
日本を代表する焼き物であり、六古窯の一つとして知られています。聖武天皇の時代、紫香楽宮造営に際して瓦を焼いたことに起源しているといわれています。信楽で採掘される粘土は良質の粘土であり、大物にも適した粘土は全国への陶器産地でも使われています。現在では花器、食器、茶器、植木鉢、大物の壷などが作られており、県指定無形文化財にもなっています。
【彦根仏壇】
桧や杉、姫小松などといった良質の材木が取れたことから、江戸時代の17世紀中頃から作られるようになったといわれる彦根仏壇。細やかな技法を駆使して製作される彦根仏壇は、彦根藩の保護奨励下におかれて発展してきました。木目出し塗りや金箔の艶消押などが特徴的な滋賀県を代表する伝統工芸品です。
【和ろうそく】
近年、ろうそくといえば洋ろうそくが主流であるが、滋賀県は昔ながらの和ろうそくの産地として知られます。ハゼの実を原料とする純植物性のろうそくで、竹の串に灯芯を差して串を回しながらろうを幾重にも塗り付けるので、仕上がった和ろうそくの切り口はまるで大木の年輪のようになっています。風に強く、すすが少なくて長持ちするという特徴を持つ滋賀県の伝統工芸品です。現在では作り手が減少してきていますが、彦根市にある「夢京橋あかり館」では手作りキャンドルを体験できたり、伝統的な和ろうそくを販売しています。
【近江雁皮紙(おうみがんぴし)】
なるこ和紙とも呼ばれる上質な紙で、江戸時代に越前国から製紙法が近江に伝わって製造が始まったといわれています。原料となる雁皮は4月から5月にかけて採取できるが、雁皮紙は滑らかで独特の光沢があり、永久保存にも耐えられるもので、その美しさから紙の王と呼ばれ、古くは貴重な文書や金札に用いられたそうです。近江雁皮紙は海外でも評価が高く、「ナルコペーパー」として有名です。