【日吉大社】
創建は今からおよそ2100年前。全国に約3800程ある日吉・日枝・山王神社の総本宮として知られ、滋賀県を代表する寺社の一つです。風水では方角や方位によって災いが起こるとされますが、日吉神社は京の都・平安京の鬼門とされる北東に位置しており、長年続いた平安時代を守ってきたといえます。住宅を新築したり改築するときや引越しをする時には方位除け、厄年を迎えた時の厄除けなどには「厄除けのお社」とされる日吉神社をお参りするといいでしょう。日吉神社の西本宮本殿と東本宮本殿は国宝に指定され、その他の拝殿や楼門、日吉三橋などは国の重要文化財に指定されるなど大変貴重な建造物であり、安土桃山時代の勇壮さを今に感じる事ができます。
【延暦寺】
日本の歴史教科書には必ず掲載されている有名な寺社で、世界文化遺産にも登録されている延暦寺です。平安時代初期に活躍した高僧、最澄によって開かれた天台宗の総本山で、寺がある比叡山では円仁・法然・親鸞・栄西・道元・日蓮といった日本仏教を代表する有名な僧侶たちが若い頃に修行を積んだことで知られ、「日本仏教の母山」と称されている聖地でもあります。延暦寺は平安時代末期頃から強大な力を持ち、僧兵たちが武装化を始めて時には朝廷や武将たちとも対立、戦国時代には織田信長に圧迫されて焼き討ちされるという凄惨な歴史もあるのです。延暦寺は多数の文化財があり、根本中堂など10の国宝を始め、重要文化財は50以上もあって、まさに文化財の宝庫となっています。
【石山寺】
石山寺は西国三十三箇所観音霊場第13番札所となっており、「枕草子」や「蜻蛉日記」、「更級日記」といった文学作品にも登場する名寺です。石山寺本堂には「紫式部の間」が造られていますが、源氏物語の作者である紫式部は石山寺を参篭した際に「源氏物語」の着想を得たと伝えられていて、古くより人々を魅了する寺社であったと思われます。延暦寺同様に多数の文化財を有しており、国宝で日本三塔の一つにも数えられている多宝塔など見どころ多く、大津市を訪れたなら一度は見てほしいスポットです。