【小野道風神社】
平安時代に活躍した書家・小野道風(おののみちかぜ)を祭神とする神社。切妻造平入の本殿は国の重要文化財に指定されています。近くには小野篁神社もあり、こちらは平安時代の歌人・小野篁を祭神としています。こちらも本殿は国の重要文化財指定となっています。小野篁、小野道風ともに日本初の遣隋使として名を馳せた小野妹子の末裔であり、小野篁神社から少し南下した景勝地に妹子が眠る「小野妹子の墓」が存在します。飛鳥時代から平安時代にかけて活躍し、日本の歴史上重要な役割を果たした小野家に触れることができるのは歴史好きの人にはたまらないですね。
【光徳寺】
1361年開創の寺社。ここには「堅田源兵衛の首」という逸話があります。その昔、蓮如上人が宗祖である親鸞聖人の御影を三井寺に預け、山科本願寺を建立した際に御影の返却を求めたのですが、三井寺側は生首を2つ持ってこなければ返却は出来ないとの無理難題を突き付けます。すると、蓮如上人に帰依していた堅田の漁師、源兵衛が自分の父である源右衛門に自らの首を切り落とさせ、差し出したのです。父親の源右衛門も同様に自らの首を切り落として三井寺が要求した2つの首を差し出したことで、三井寺は御影を返却したそうです。光徳寺の境内には、息子の首を打ち落とそうとする源右衛門と、それを静かに受け入れようとする源兵衛の銅像が建ち、本堂には源兵衛の頭蓋骨が今も残されています。